「リフォームを考えているけど、現地調査って何をするのだろう?」という疑問をお持ちの方は少なくありません。
リフォームは、人生で何度も経験するものではなかなかありません。そのため、専門的な知識が必要な場面も多く、事前にどんな準備が必要なのか、現地調査では何を行うのかを把握しておくことが重要になります。
今回のブログでは、リフォーム会社が行う「現地調査」の流れをわかりやすく解説します。
とはいえ、「調査」と聞くと少し身構えてしまうかもしれませんが、実際はお住まいの状態をプロが丁寧に状態を確認し、「どこをどう直すべきか」「どんな工事が必要か」を一緒に考えていく作業です。
見積りを出すまでにどういったやり取りや手続きがあるのか、どんな点に注意しておけばいいのかなど、実際の現場でよくある例を交えながらご紹介します。これからリフォームを考えている方にとって、この記事が不安解消とスムーズな準備の一助になれば幸いです。
リフォーム時に行う現地調査の流れとは?
「現地調査」は、リフォーム業者が実際にお客様のご自宅へ伺いし、工事希望箇所の状態や寸法、設備配置場所の確認、周辺環境確認などを詳しく現場の状態を確認する工程のことを指します。現地調査の結果をもとにして、行う必要のある施工内容が判明するため、ここではじめて正確な見積書が作成されます。つまり、現地調査はリフォームを成功させるための土台となる非常に重要な工程になります。
「どんな質問をされるのか?」「どれくらい時間がかかるのか?」「何を準備しておけばいいのか?」といった点についても、順を追って丁寧に解説していきます。
現地調査の5つのステップと実例解説
① お問い合わせ・初回相談
まずは、リフォーム業者へのお問い合わせからスタートします。
お問い合わせ方法はリフォーム業者によって違う場合もありますが、一般的には電話やホームページのお問い合わせフォームなど様々な方法で依頼が可能です。ここで大事なのは、施工内容は「何も決まっていなくても相談してOK」ということです。
「なんとなく不便だからリフォームしたい」「老朽化が気になるけど、どこから手をつけていいかわからない」など、漠然とした悩みでも問題ありません。実際に当社にご相談いただくお客様の約3割が「とりあえず話を聞いてみたい」という段階からご相談をいただいております。
② 日程調整と訪問の約束
お問い合わせの内容に応じて、現地調査の訪問日程の調整を行います。
訪問日に、住まいのどの部分のリフォームを考えているか、家族構成、築年数など、簡単な事前ヒアリングを行います。
訪問日は平日でも土日でも対応可能ですが、調査に十分な時間が確保できるよう、時間に余裕をもった日時設定をすることをおすすめします。
③ ご自宅訪問&ヒアリング
現地調査当日は、担当者がご自宅に伺い、施工予定箇所の状態を確認します。
この際に、工事に関する希望や気になっている点、予算感なども遠慮なくご相談ください。
現地調査に伺うと、以下のような質問がよく聞かれます:
よく聞かれる質問例:
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「蛇口だけどが同じ年数位つかっているのが、別なところにもあるので一緒に直せる?」
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「内窓のデザインに合わせて壁紙の貼り替えもできる?」
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「別な個所も水漏れが心配だけど、見てもらえますか?」
プロの視点から見て、目に見えない部分の不具合や改善点などもアドバイスします。
セットホームであった現地調査実例:
郡山市のA様邸では、長年使用されてきたガスコンロをIHクッキングヒーターに交換したいとのご相談をいただきました。「掃除のしやすさや安全性を重視してIHにしたい」とのご希望があり、機種のご提案を兼ねて現地調査に伺いました。
現地調査を行ったところ、設置希望場所には問題なく設置可能でしたが、引込み口配線や分電盤のブレーカー容量が現在のままではIHクッキングヒーターの電力に対応しきれないことがわかりました。
IHクッキングヒーターは高出力の電化製品であり、対応環境が整っていないと、安全装置が作動してしまったり、ブレーカーが頻繁に落ちたりするリスクがあります。
現地調査完了後に、その場でA様に状況を詳しい状況を説明し、必要となる電気工事の内容と追加費用の目安もお伝えしました。A様も「事前にわかってよかった。後から費用が発生すると困るから」と納得され、最終的にはブレーカーの増設工事を含めた形でお見積りを作成することになりました。
このように、現地調査を行うことで実際に見ないとわからない住まいの条件を把握し、事前に必要な工事やコストを明確にできるのは大きなメリットです。
④ 現地調査・撮影・採寸・設備確認
ヒアリング後、実際に工事予定箇所の採寸や撮影、設備の確認を行います。
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床・壁・天井のサイズを測る
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配管や配線の位置を確認する
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既存設備の劣化状態をチェック
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写真撮影で資料化
家具や荷物が工事の妨げになりそうな場合は、事前に別な場所への移動のお願いをすることもあります。
⑤ 見積書の作成とご提示
調査内容をもとに、具体的な見積書を作成します。
この段階では、「何にいくらかかるのか?」がはっきりわかるため、他社との比較もしやすくなります。
見積書には以下のような項目が含まれます:
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材料費(商品代)
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施工費(職人の作業費)
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諸経費(廃材処分費など)
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オプション費用(必要に応じて)
当社では、見積内容を一つひとつ丁寧にご説明しますので、不明点や不安な部分が残ったままリフォームには入りません。
担当者の説明で不明点や確認しておきたいことがあれば遠慮せずにご確認ください。
まとめ:現地調査を依頼するのはリフォーム成功のカギ
ここまでご紹介してきたように、リフォーム時の現地調査は次のような流れで進みます:
現地調査の基本ステップ
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お問い合わせ・相談
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日程調整
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現地でのヒアリング
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現場確認・採寸・調査
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見積書の作成とご提示
現地調査は、単に「測る・見る」だけではなく、
お客様の暮らしに合ったプランを形にするための重要なコミュニケーションの場でもあります。
「ここを変えたいけど、どうすればいいかわからない」
「予算が決まっているけど、その中でできることはある?」
そんなご相談も、プロの視点と経験で一緒に整理していけるのが現地調査の強みです。
リフォームのご相談はセットホームにおまかせ!
私たちセットホームは、二本松市・郡山市を中心に地域の暮らしに寄り添ったリフォームを手がけております。
現地調査では、お客様のお話を丁寧に伺い、「一緒に考え理想の住まいをつくる」スタンスで最適なプランをご提案します。
住まいのことで「少し気になる」ことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。