「屋根の色あせが目立ってきた」「最近、雨音がうるさく感じる」などのお悩みを感じるようになると、屋根のメンテナンスやリフォームを検討する時期かもしれません。屋根は住まいを守る重要な部分であり、劣化を放置すれば雨漏りや断熱性の低下、家全体の寿命にも影響を及ぼします。今回のブログでは、屋根リフォームの主な工法とそれぞれの工法の特徴、選択する際のポイントについてわかりやすく解説します。
「費用はどのくらい?」「うちの屋根にはどれが合ってる?」そんな疑問を持つ方に役立つ情報をお届けします。
最後まで読んでいただければ、現在の屋根の状態に合ったリフォーム方法が見えてくるはずです。
屋根リフォームの種類と概要
1. 葺き替え(ふきかえ)工事
既存の屋根材をすべて取り除き、新しい屋根材に取り替える工事です。
【特徴】
・下地の状態もチェック・補修できる
・屋根全体の寿命が大きく延びる
・耐震性や断熱性の改善にもつながる
・屋根材の選択肢が広がる(瓦、ガルバリウム鋼板、スレートなど)
【注意点】
・工事期間が比較的長くなる(平均7日〜14日)
・費用目安:80万〜200万円 ※屋根リフォームの中では最も費用が掛かります。
・一時的に屋根がなくなる期間があるため、天候リスクの管理が重要
2. カバー工法(重ね葺き)
既存の屋根を残したまま、その上に新しい屋根材を重ねる工法です。
【特徴】
・廃材が少なく、環境負荷が小さい
・費用や工期を抑えられる(3日〜7日)
・断熱や遮音性が向上する ・生活への影響が少ない
【注意点】
・既存屋根の劣化が激しいと施工できない
・建物全体の重量が増す可能性がある
・構造的に合わないケースもある
・費用目安:50万〜120万円
3. 塗装工事
塗料を使って屋根表面を保護し、機能性と見た目を保つ工事です。
【特徴】
・防水性や遮熱性を高められる
・色や仕上がりを好みに合わせやすい
・比較的手軽にできる
・定期的に実施することで屋根寿命を延ばせる
【注意点】
・下地や素材によっては不向きな場合がある(例:劣化が進んだスレート)
・10年ごとの定期的な塗り替えが必要
・施工不良があるとすぐ劣化する
・費用目安:20万〜60万円
4. 部分補修
ひび割れ、ズレ、棟板金の浮き、漆喰の劣化など、小規模な破損を直す工事です。
【特徴】
・応急処置として迅速に対応できる
・費用が比較的安い
・状況に応じて即日対応も可能
【注意点】
・補修範囲が広がると結果的に高額になることも
・根本的な解決にはならないケースもある
・費用目安:5万〜30万円
工法の選び方
では、どの方法を選べばいいのでしょうか?
屋根の状況・リフォームで望むこと | 検討すべき工法 |
屋根材が20年以上経っている | 葺き替え工事 |
屋根に大きな劣化はないが断熱性を高めたい | カバー工法 |
見た目と防水性を手軽に整えたい | 塗装工事 |
一部だけが傷んでいる | 部分補修 |
強風が多い立地、積雪量、屋根の形状、使われている屋根材の種類によっても適した工法は異なります。
プロに現地調査を依頼するのが確実です。
チェックポイント:屋根の劣化サイン
リフォームが必要かどうか判断するためには、以下のような劣化サインに注目しましょう。
・色あせ、塗膜の剥がれ
・コケやカビの発生
・雨漏りやシミ
・屋根材のひび割れ、ズレ
・棟板金の浮きや釘の抜け
例として挙げた劣化のサインが一つでも当てはまる場合は、一度専門業者に点検を依頼することをおすすめします。
早めに対処することで全体の費用を抑えることにも繋がります。
セットホームで実施した施工事例
※クリックいただくと施工写真とお客様の声を見ることが出来ます。
屋根リフォームの注意点とアドバイス
屋根リフォームは見た目だけでなく、家の機能や耐久性に直結する工事です。
そのため、工事前の準備や工事中の対応も重要になります。
1. 工事前に知っておくべきこと
・見積書の内訳をしっかり確認しましょう(材料費・工賃・諸経費など)
・保証内容や施工後のメンテナンス範囲を把握しておきましょう
・屋根の状態によっては追加費用が発生する可能性があります
2. 工事中の注意点
・工事中の騒音や振動があるか、必要に応じて近所にも事前に話をしておく
・天候によって工期が延びることがあります。余裕のあるスケジュールでを依頼するのがおすすめです
・足場設置時に庭木や駐車スペースに影響が出る場合があります。事前に施工業者と配置を確認しておきましょう
3. 信頼できる業者選びのコツ
・地元での施工実績を確認しましょう。地域の気候や住宅事情に合った対応ができる業者であれば安心して工事をお任せできます。
・インターネット上の口コミや知人からの紹介などを参考にして、業者の評価をチェックしましょう
・打合せの際に、無理な押し売りをしないか、説明が丁寧かなど担当者の対応を確認しましょう
・一社だけで判断せずに、複数社に見積りを依頼して価格や提案内容を比較するようにしましょう
屋根は施工後のメンテナンス次第で耐用年数が大きく変わります。
定期点検(5〜10年に一度)や気になる症状が表れたら、早めの対応することが大切です。
こうした点を踏まえてリフォームを進めることで、長く安心して暮らせる住まいづくりにつながります。
まとめ
屋根のリフォームには、それぞれの工法に異なるメリット・デメリットがあります。
大切なのは「今の屋根がどんな状態か」を正しく把握し、状態に合った工法を選ぶことです。
見た目を整えるだけでなく、断熱・防音・防水といった機能性を高めるためにも、屋根のリフォームは重要です。
定期的な点検とメンテナンスが、住まいの快適性と寿命を大きく左右します。
私たちセットホームでは、郡山市・二本松市を中心に地域のお住まいに寄り添った提案と施工を行っています。
屋根に関するご相談から施工後のアフターフォローまで、誠実に対応させていただきます。
まずはお気軽に、現地調査とお見積もりをご依頼ください。お客様のお住まいに最適な方法をご提案いたします。