
今週は大寒波が押し寄せ多くの場所で雪が見られたかと思います。
雪が降る時期は、皆さん足元に十分に注意しながら歩いているかと思います。
外出先や通勤途中などの道では注意して歩く一方で、最も注意すべき場所はどこだと思いますか?
実は、自分の家の周りが最も注意すべき場所だったりします。
しかも、転びやすい場所は、毎年同じような場所で、同じような状況でが起きています。
今回のブログでは、雪の日に転びやすい場所とその原因、そして雪による転倒防止の対策について、
リフォーム会社の視点から対策をご紹介いたします。
雪の日の転倒は「慣れている人」ほど起きやすい
雪の日の転倒事故は、というと通常の転倒事故と違い高齢者だけの問題ではありません。
意外に雪に慣れている方で、自分は大丈夫と思っている人ほど気が緩んだ一瞬に足を取られて転倒してしまう
ことも少なくありません。
慣れて通りなれている道や場所だからこそ、注意が散漫になりやすいためより注意が必要になります。
転びやすい場所① 玄関の「一歩目」
雪の日に転倒するケースとして一番多いのが玄関を出た最初の一歩。
この一歩でツルッと滑ることが多いのではないでしょうか?
玄関の一歩目が危ない理由としては、
・屋根から落ちた雪が固まっている
・日陰になりやすく、凍結しやすい
・靴底についた雪で滑りやすい
といった滑る条件が揃いやすいことも玄関が危ない理由とも言えます。
雪が明らか降った日は特に注意すると思いますが、
雪が降っていなくても、気温が低い朝は薄っすらと凍結し、気が付かづに転倒することもあります。
そのため、雪が降っている日よりも注意が必要になります。
転びやすい場所② 玄関ポーチと階段
次に雪の日に転倒しやすいのが、玄関ポーチや外階段の辺りです。
玄関ポーチと外階段の辺りは以下の特徴があります。
・雪を踏み固めやすい
・段差が分かりにくくなる
・手すりがない家も多い
以上の要素から積雪時に転倒しやすくなります。
特に階段は、いつもの上り下がりの感覚で歩いてしまいがちですが、
積雪時に同じ感覚で昇り降りをすると、転倒して腰や手首を強く打ちケガをすることもあります。
転びやすい場所③ 勝手口・裏口
積雪時に意外と危ないのが勝手口や裏口です。
理由としては、以下の事が挙げられます。
・雪かきを後回しにしがち
・人目につかない
・照明が暗いことが多い
裏口や勝手口からの出入りは、ゴミ出しやちょっとした外出で使う場所のため、
急いでいたり、注意が散漫になっていることが多く、他の場所に比べ、転びやすい傾向にあります。
転びやすい場所④ 駐車場から玄関までの動線
車で外出する際に、駐車場から玄関までの距離はそう長くはありません。
しかし、この動線も積雪時には危険な場所になります。
理由としては、以下の理由が挙げられます。
・タイヤで踏み固められた雪
・日中に溶けて夜に凍る
・除雪しにくい形状
こうした条件が重なることで、地面はスケートリンクのようにツルツルになります。
凍結した路面を運転してきて、家についてホッとした瞬間が一番転倒に対して気を付ける必要があります。
転びやすい場所⑤ 外水栓・物置まわり
積雪時は、普段あまり転倒に関して意識しない場所も注意が必要になります。
例えば、
・外水栓のまわり
・物置の前
・雪かき道具を置いている場所
これらの場所に共通していることは、周りに水が垂れて凍る、足元が不安定な場所にある、
作業などで急いで向かうことがあるといった条件が重なりやすいです。
なぜ「毎年同じ場所」で転ぶのか
普段から身近である家の周りでの転倒は、毎年同じ場所で転倒する傾向があります。
なぜ毎年同じような場所で転倒しやすいのかというとそれは、以下の要因が考えられます。
家の近くでの転倒しやすい原因
・滑りやすい素材
・照明の位置
・段差の高さ など
これらの場所は、リフォームなどで手を加えない限りは状況の変化がなく、雪が降るたびに、同じ場所が滑りやすい状況になります。
つまり、偶発的に発生しているものではなく、構造的に滑りやすい状況が出来やすい状況になっているということです。
その場しのぎの対策だけで大丈夫?
周りの構造を変化させなくてももちろん凍結を防止する方法はたくさんあります。
代表的なものとして以下の対策が挙げられます。
・融雪剤をまく
・滑り止めマットを置く
・気をつけて歩く
こうした対策は、凍結や転倒防止に有効な対策手段のため行うことは大切です。
ただし、毎年同じ対策を行っていても「この場所、毎年ヒヤッとするな」と感じた場合は
対策だけではなく、構造のリフォームを検討してみるのも一つの考えです。
雪対策のリフォームというと、リフォームという言葉だけで大がかりな工事を想像する方も多いですが、
実際は小さな工夫で改善できることも多いです。
例えば、
・滑りにくい床材への変更
・外階段への手すり設置
・足元を照らす照明の追加
・水がたまりにくい勾配調整
これだけでも、転倒リスクがグッと下がります。
施工されたお客様からは「見た目はほとんど変わらないのに、安心感が違う」そんな声もよく聞きます。
家族構成が変わると、危険も変わる
生活する期間が長くなることで、気にならなかった段差や階段が、子どもや親世代にとっては危険になることもあります。
今は問題なくても、「これから先」を考えると、安全への考え方も少しずつ変わってきます。
雪の日の転倒の経験は別の問題につながる
凍結した道での転倒した経験は、その場所を無意識に避けるようになります。
通ることをさけることで、以下のような問題が発生します。
・いつもならすぐに行けるところを遠回りするようになる
・外に出るのが億劫になる
このように、暮らしの快適さが少しずつ下がっていくこともあります。
安全対策は、ケガを防ぐだけでなく、暮らしやすさを守ることにも繋がります。
対策は慎重すぎるかなと感じるくらいで丁度いい
雪による転倒対策は、転んでしまってからでは遅いものです。
しかし、対策をするのにまだいいかなと後回しになってしまうことも多く、
同じようなヒヤリとする経験を何年も繰り返してしまうこともあります。
雪による転倒防止対策は、気づいた時や気になった際に対策を打つようにする!
これが、結果的に一番負担が少ない状況になることも多いです。
最後に、積雪後の凍結して転びやすい場所は本当にだいたい決まっています。
もし、「毎年ここが怖い」「家族も同じ場所で滑っている」
そんな場所が思い浮かんだなら、それは早めに対策を打った方がいい場所です。
一度、家のまわりを雪の日の目線で見直してみるだけでも違います。
今年は寒波も多く雪や凍結も増えてくることかと思います。
今回の記事が冬の安全対策の手助けにつながるきっかけになれば幸いです。
