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プロが教える“冬に強い家”の作り方

 

■ はじめに:その「寒さ」、家のせいかもしれません

 

朝起きてリビングに行くと、暖房をつけてもなかなか部屋が暖まらない。
窓にはびっしり結露、そして光熱費の請求書を見て金額でため息が出る・・・。

冬やこのような「冬に弱い家」に困っている方が多くいるのではないでしょうか?

 

冬の住まいに関するこうした悩み、実は“家の性能”が大きく関係してことがあります。
築10年以上経過したの住宅では、断熱性・気密性が不足していることが多く、いつの間にか熱が逃げやすい構造の住宅になっています。

そのため、正しい知識と適切なリフォームを行うことで、冬に強い住宅に強化することが出来ます。
今回のブログでは、「寒さに負けない家づくり」の考え方と、効果的なリフォーム方法を具体的に解説します。

 

■ 1. 冬に弱い家が抱える3つの問題

 

「冬に弱い家」とは、次のような特徴を持っています。

 

① 熱が逃げやすい

外壁や屋根、床、窓から熱が逃げていきます。
特に、窓ガラスは家全体の熱損失の約6割を占めるとも言われ、暖房を入れていても窓から多くの熱が逃げていきます。

 

② 隙間風が多い

昔ながらの木造住宅は、建材の隙間から冷気が侵入しやすく、
特に床付近に、冷たい空気が溜まりやすい構造になっていることが多いです。

 

③ 結露とカビの発生

暖かい空気が冷たい窓や壁に触れることで結露が発生し、結露をそのまま放置すると、カビやダニの発生原因になります。

 

これらの問題はすべて、断熱・気密・換気のバランスを整えることで改善することが出来ます。

 

■ 2. 冬に強い家の条件:「断熱」「気密」「換気」の三本柱

 

冬に強い家は以下の条件が整っています。

 

◎ 断熱 = 熱を逃がさない

断熱とは、室内の暖かさを外に逃がさない機能のことを指します。
壁や床、天井、窓などに断熱材を入れたり、複層ガラスを設置することで、家全体を“保温ボトル”のような状態にします。

断熱性能を高めると、暖房の効きがよくなり、同じ設定温度でも体感がまったく違います。

 

◎ 気密 = 隙間をなくす

断熱性だけを強化しても、家に隙間が多いと効果は半減します。
気密性を高めることで、冷気の侵入や暖気の漏れを防ぎ、室内の温度ムラを小さくできます。

特にサッシやドアの建付け、床下の配管まわりは盲点。ここをプロの目でチェックすることが大切です。

 

◎ 換気 = 空気をきれいに保つ

冬は窓を閉め切りがちですが、換気不足になると湿気や二酸化炭素が溜まり、結露やカビの発生原因になります。
最近は、熱交換換気システムを導入する住宅も増えており、外気を取り入れつつ室内の暖かさを保つことが出来るため、寒さを感じずに換気ができます。

 

■ 3. 部位別に見る「冬に強くなる」リフォームのポイント

 

◆ 窓まわり

寒さ対策で最優先に対応したいのは「窓」です。
窓を改善するだけで体感温度が大きく変化します。

 

 

おすすめのリフォームは以下の3つ:

 

  • 内窓(二重窓)を設置する

  • アルミサッシを樹脂製サッシに交換する

  • 複層・Low-Eガラスなどの高性能な窓ガラスへの交換

 

内窓リフォームは断熱効果が高く、1日で施工完了するケースもあります。

 

◆ 壁と屋根の断熱

壁の内部や屋根裏に断熱材を追加することで、家全体の保温性能が上がります。
特に屋根から逃げる熱は多い為、天井断熱リフォームは冬だけでなく夏の冷房効率にも効果的です。

 

◆ 床下の断熱

足元の冷えに悩む方には、床下断熱リフォームが有効です。
既存の床をはがさず、床下から断熱材を吹き付ける方法もあります。
フローリング材を温かみのある素材(コルク、無垢材)に替えるのもおすすめです。

 

◆ 玄関ドア・勝手口

意外と盲点なのが玄関ドア。
古いドアは隙間風の原因になりやすく、断熱ドアに交換すると玄関の温度が数℃上がることもあります。

 

■ 4. 光熱費を抑える“省エネリフォーム”の考え方

 

断熱・気密を整えることは、快適さだけでなく光熱費の節約にもつながります。
エネルギー効率を意識したリフォームの代表例を挙げます。

 

  • 高断熱窓+エアコン更新:最新のエアコンは省エネ性能が高く、旧型から交換するだけでも年間電気代を削減できる。

  • 床暖房+断熱:床暖房は床の熱が逃げにくい断熱環境でこそ効果を発揮します。

  • 太陽光・蓄電池との組み合わせ:エネルギーを「作って」「使って」「貯める」時代へ。

 

補助金制度をうまく活用すれば、自己負担を抑えてリフォームできます。
たとえば「住宅省エネ2025キャンペーン」など、国や自治体が支援する制度をチェックしておきましょう。

 

■ 5. リフォームのベストタイミングと注意点

 

「寒い冬を迎える前」に着工するのが理想ですが、実際には冬の施工も可能です。

また、断熱工事や窓交換は「1日〜数日」で完了するケースも多く、冬場でも施工可能です。
リフォームは“思い立ったときが最適時期”。早めの相談が結果的に一番の近道になります。

 

■ 6. まとめ:冬に強い家は、一年中快適な家

 

「冬に強い家」は、単に暖かいだけではありません。

 

  • 夏は涼しい環境で過ごせる

  • カビが発生しにくい

  • 光熱費がかかりにく、省エネ

  • 家族が健康に暮らせる

 

それが“本当に快適な家”の条件です。リフォームは部分的にでも効果があります。
まずは窓の断熱、もしくは床の冷え対策から始めてみましょう。
そして、家全体の性能バランスを見ながら、少しずつ「冬に強い家」に育てていくのがポイントです。

 

■ 最後に:プロに相談する価値

 

断熱・気密・換気のリフォームは、見えない部分が多く、自力でのDIYでは難しい部分です。
経験豊富なプロが現地を見れば、「どこから手をつけるべきか」を明確にアドバイスできます。

「この冬こそ快適に過ごしたい」「暖房費を減らしたい」
そんな方は、今が動くタイミングです。

まずはお気軽にご相談ください。セットホームが、あなたの家を“冬に負けない家”へと導きます。

 

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