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キッチンまわりの使いやすさをアップ

 

住宅設備の中でも、キッチンは一日に何度も使う場所でもあります。

調理、片付け、家電操作、食材の管理など使う時間が短くとも複数の作業を同時に行うことが多い場所です。

そのため、扉の開きやすさや収納の引き出しの重さ、コンセントの位置など、一つ一つは小さな不具合でもストレスを感じやすくなります。

特に冬は乾燥と気温の寒暖差で設備に使われている材料が収縮し、ゆがみが発生しやすいことから設備の不具合が目立ちやすくなります。

気が付いた際に、メンテナンスやリフォームをしておくことでキッチンをより快適に使用することが出来ます。

今回のブログでは、不快に感じるキッチンの不具合の代表格を例にあげ、対応方法をご紹介いたします。

 

キッチンに隣接する部屋の扉

 

キッチンに隣接している部屋の扉は、開閉する機会も多い傾向にあり、少しずつ傾きが出てきます。

扉が傾くことで、扉の下部が床に擦れるようになったり、閉まる際の音が大きくなったりと様々な不具合が出てきます。

これらの症状は、扉が壊れる前の初期症状のサインでもあるため、そのまま放置するとさらに動きが悪くなります。

扉の動きを元に戻すには、扉の蝶番を微調整することで扉の動きの違和感は解消することが出来ます。

最近主流のダンパー付き蝶番なら、交換することで静かに閉まる機能が復活し、夜間の開け閉めでも音が気にならなくなります。

 

引き出しのレール交換で収納が生まれ変わる

 

キッチンの収納でよく使われている引き出しですが、使用年数が経つほどレールが劣化して引き出しの動きが鈍くなってきます。

引き出しを引くとがたついたり、途中で止まったり、ちょっとしたことではありますが、こうした不具合はイライラが溜まっていきます。

このような症状が、続く場合は引出しのレールは交換することで動きが驚くほど軽くなります。

引出しがスムーズに動くようになることで使いたいものがすぐに取り出せるため、家事の流れを止めずに作業できます。

引き出しの動き一つではありますが、収納の質が上がります。

 

天板とコーキングの補修はキッチンの寿命を守る

 

キッチンの天板は日常的に水分と熱にさらされてる、小さな剥がれや欠けが他の天板に比べて発生しやすい場所です。

特に注意が必要なのは、コーキングが切れて出来る隙間がある場合です。

隙間は大小に関わらず隙間から水分が入り込み、カビや木部の腐食につながることがあります。

天板の角が少し浮いている場合も、放置すると天板裏へのダメージが進みます。

これらは早めに補修するをすることでダメージを最小限に抑えられます。

コーキングの打ち直し・天板の部分補修は短時間で施工が可能で見た目もきれいになります。

天板の違和感は、気づいた時点で修繕を行うことがキッチンを長持ちさせるうえでも重要になります。

 

コンセントの位置と数を整えると家事動線が変わる

 

昔のキッチンは料理家電も種類が少なかったこともあり、キッチンにコンセントが少なく、コンセントの設置場所も固定的でした。

しかし、今の家庭では電子レンジ、炊飯器、電気ケトル、トースターに加え、電動調理鍋、ハンドブレンダなど電源を使う家電が増えています。

そのため、延長コードやプラグを増やしてタコ足配線になっているご家庭も多くあります。

延長コードやプラグを増やしてのタコ足配線は見た目だけでなく、安全性の面からも避けた方が良い方法です。

コンセントを使いやすい位置に移動したり、必要な数を増設したりすることで、コードがすっきりまとまり、調理中の動きも快適になります。

 

収納を整えて片付けやすさを育てる

 

キッチンの収納の使いづらいままにしておくと、常に調理器具などが出たままで散らかる原因になります。

棚板が固定されている収納の場合、高さの合わない物を無理に押し込んだり、上部に無駄な空間が生まれたりします。

そのため、収納の棚板を動かしたり、追加したりするだけでも収納力が大きく変わります。

 

シンク下は排水管が通っているため、収納が使いにくいと感じがちですが、

専用の棚(引き出し式ラック、ワイヤーラック、扉裏収納、鍋用ラックなど)や仕切りを入れると驚くほど整理しやすくなります。

扉の裏にフックを付けて小物を吊るすなど、わずかな工夫で物の位置が決まり、片付けが自然と続くようになります。

収納は形が整うだけでなく、毎日の家事を助ける「見えないサポート役」のような存在になります。

 

水栓と換気扇の不具合は早めに解決

 

キッチンで多く使用されているレバー式の蛇口ですが、水が蛇口からポタポタ漏れる症状やレバーの動きが硬くなった状態は、

そのままにしても自然に直ることはありません。

このような症状が気になる場合は、カートリッジの交換で改善することが多く、

長期間使う設備だからこそ早めに対処することで安心して使い続けられます。

 

換気扇は冬場に性能の差が出やすく、吸い込みが弱いと料理のにおいが部屋に残りやすくなります。

音が大きくなっている場合や動きが不安定な場合は、部品交換や本体交換で改善できます。

キッチンの空気環境を保つためには欠かせない設備なのです。

違和感に気が付いた時が交換のベストタイミングとも言えます。

 

まとめ:小さな修繕が家事の流れを整えてくれる

 

キッチン関連の不便さは、少しずつ積み重なることで家事のしやすさに大きく影響します。

扉が軽く動くだけで調理中のストレスが減り、引き出しがスムーズになると片付けが驚くほど簡単になります。

収納が整うと物を探す時間が減り、コンセントが使いやすい位置にあるだけで動線がすっきりします。

 

大きなリフォームまでは必要ないけれど、少し使いにくいと感じている方にこそ小さな修繕はとても効果的です。

費用も時間も比較的かからず、満足度が高いため、家事環境を整える一歩として最適の手段でもあります。

この冬、気になっているキッチンの場所があるなら、ぜひ一度見直してみましょう。

 

 

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